犬服のオーダーメイド専門店《わんわんテーラー》です。

先日、大量に里芋をいただきました。
皮を剥くのは手間がかかりますが、里芋は美味しいですよね
市販のレトルトの里芋とは全然違う風味と食感です。
一番好きな食べ方は芋炊きです。
愛媛県の郷土料理ですが、鶏肉、ゴボウ、ニンジン、もやし、厚揚げ、角天と一緒にお醤油ベースの出汁で煮込みます。
鶏肉の旨味が染みた里芋が口の中でとろけてとてもホッとする味になります。
寒い日にも、ほっこりと温まります。
締めにはうどんか中華そばを入れるのですが、これもまた美味しいのです。
他にも里芋でよくする料理と言えば、里芋サラダです。
茹でてマッシュした里芋に、だしの素、塩、マヨネーズ、もみ海苔を混ぜます。
和風ポテトサラダみたいな感じですが、里芋の優しい味を存分に味わうことができます。
結構、人気のレシピです
そんな里芋はいも類の中でも水分を多く含み、ビタミンやミネラルが豊富です。
比較的、カロリーが低く、ワンちゃんにも安心して与えることができます。
生の里芋にはワンちゃんが中毒を引き起こすシュウ酸が含まれています。
このシュウ酸は水に溶けやすいため、茹でこぼして減らすことができます。
必ず茹でてから与えましょう。
※シュウ酸はカルシウムと結び付き結石を作ることがあります。
腎臓病や尿路結石症のあるワンちゃんに与えるのは控えましょう。
里芋にはガラクタンというぬめり成分が含まれています。
皮を剥こうとすると滑ってヒヤリとした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
(水に濡らさずに剥くと滑りにくいです)
このガラクタンは水溶性食物繊維の一種で、便通を整えたり、胃腸の粘膜を保護し、消化を良くしてくれます。
また、里芋に含まれるカリウムは余分なナトリウム(塩分)を尿と一緒に体の外へ排出する働きをもっています。
ナトリウムを体外へ排出させることで血圧を下げ、心臓の働きを正常に保ちます。
※シニアのワンちゃんや、腎臓病のワンちゃんはカリウムを上手に排出できず、高カリウム血症を引き起こすことがあります。
心機能が低下しているワンちゃんにおいても影響がでる場合があるため、与えるのは控えてください。
里芋にはビタミンB1も含まれています。
ビタミンB1は炭水化物からエネルギーを得る際に作用します。
また、神経伝達物質の合成にも関わりがあります。
与える両の目安としては体重1kgにつき6g程度の里芋を与えることが可能です。
ご飯のトッピングやおやつとして少量を与えてください。
超小型犬(体重4kg未満)
例えば、体重3kgの場合は18g程度です。
Mサイズの里芋(40g)0.5個まで
小型犬(10kg未満)
例えば体重が7kgの場合は42g程度
Mサイズの里芋(40g)1個まで
中型犬(25kg以下)
例えば体重20kgの場合は120g程度
Mサイズの里芋(40g)2個まで
大型犬(25kg以上)
例えば体重30kgの場合は180g程度
Mサイズの里芋(40g)4.5個まで
いずれも食べやすいように小さく切って与えてくださいね。