犬服のオーダーメイド専門店《わんわんテーラー》です。

最近、空気が乾燥して火事が多いですね。
皆様も火の元には十分ご注意ください。
そう、冬場は空気が乾燥して静電気に悩まされる季節でもあります。
最近の冬服は機能的な化繊が多いためか、思わぬところで静電気を感じることも多いような気がします。
ドアノブや車のドアなんかはほぼ100%パチッとくるので触れる前に爪で弾くようにしています。
外から帰ってきてワンちゃんや猫ちゃんに触って静電気を感じ、お互いビックリすることもあるのではないでしょうか。
先日はいつものあいさつ、鼻先をくっつけようとしてパチッときました
そもそも静電気はなぜ起こるのでしょうか。
私たちの身の回りの全ての物は+と-の電気を持っています。
通常は、+と-の数は同じですが、物と物が触れたときに-の電気を引っ張る力が強い方に片方の物が持つ-の電気が移行します。
この+と-のバランスが崩れた状態が静電気を持っている状態です。
-の電気が移行した物は-の静電気をもちます。
一方、-の電気が移行した元の物では+の電気が多くなりますので+の静電気を持つようになります。
静電気を持っているのは、物質的に不安定であるため、+と-のバランスがいい状態に戻ろうとします。
例えば人間は+の静電気を持ちやすいため、-の静電気を持ちやすいドアノブや車のドアに触れると、-の電気が体に移行します。
この状態を放電といい、電流が流れています。(すなわち、感電しています。)
これが静電気がきた!と呼ばれる正体です。
ワンちゃんや猫ちゃんも寝床の毛布、着用している洋服、カーペットなどと被毛が擦れることで我々人間と同じように+の静電気を持ちやすいです。
ぶわっと静電気で毛が逆立っていることもよくありますね。
室内のどこかに触れた時にパチパチと静電気を感じることもあり、ストレスになっているかもしれません。
静電気防止のシャンプー、リンスを使うことで予防効果があります。
普段、ワンちゃんや猫ちゃんが過ごすエリアのファブリックや衣服を静電気が発生しにくい綿や麻、毛などの天然素材に代えてあげるのも良いでしょう。
また、静電気は湿度が約20%以下になると起こりやすくなると言われています。
偏った静電気が空気中に放電されにくくなるためです。
室内の湿度を調整することで静電気の発生はぐんと減りますので、加湿器を活用したり、濡れたタオルを干したりして工夫してみてください