犬服の二つの作り方

犬服のオーダーメイド専門店《わんわんテーラー》です。

今日は犬服の作り方についてお話ししてみます。

一般的な犬服のメーカーさんは同じデザイン、同じサイズのものを大量ロットで製造しています。

大量ロットで物を作るメリットは何より安く作れる(コストダウンできる)ということです。

例えば一度に1万枚まとめて作ってしまったほうが、材料をまとめて仕入れることができるため原材料費が下がります。

また生産工程を分業して流れ作業で行うことにより、製造にかかる時間が短縮できるためコストダウンが可能となります。

生産工程を分業化することにより、作業する人は全体に関わることなく限られた範囲の作業に専念します。

結果として均一な品質の製品を生産できるようにもなります。

大ロット生産をするには大規模な施設が必要となります。

大規模な施設を作るためには、広い土地や機械設備、スタッフが必要となります。

土地の価格や人件費を考えた場合、日本よりも安い海外(主にアジア圏)の工場を採用するメーカーさんが多いのにはここにも理由があります。

デメリットをあげるとすれば細やかなサイズへの対応や、仕様変更への対応ができません。

工場のある国により製品の精度や検品のレベルが異なります。

一方、わんわんテーラーは大量ロット製造とは一番遠いところにいます。

お客様のニーズを第一に考え、ご注文いただいてから一点一点オリジナルのワンちゃん服を生産しています。

お客様の選ばれた生地、ボタン等を都度そろえ、ワンちゃん毎に型紙を起こしています。

もちろん、一点一点オリジナルということは形も仕様も異なりますので、製造の複雑さは大量ロット生産の比ではありません。

しかし、丁寧に対応することで、高い品質の製品を提供させていただいていると自負しております。

また、無駄な在庫を持つこともありませんので売れ残ったお洋服を廃棄することもありません。