水牛ボタンあれこれ

犬服のオーダーメイド専門店《わんわんテーラー》です。

本日はわんわんテーラーで人気の『水牛ボタン』についてお話しします。

皆さんが水牛と聞いて思い浮かべるのは、水牛車の牛かもしれません。

ゆったりとした水牛の歩みでローカルな街並みを楽しむ。

沖縄の竹富島や西表島で観光アクティビティとして人気がありますね。

水牛は一般的に、1mを越える大きな角をもちます。

『水牛ボタン』は『本水牛ボタン』とも言われ、この角を原料として作られています。

日本で取り扱われる水牛ボタンの原料はインド、東南アジア、アフリカ、南アメリカ、ヨーロッパで、採取されています。

天然素材のため、柄や色味が一つ一つ異なり、高級ボタンとして昔からテーラーや様々なブランドで多く採用されてきました。

主な『水牛ボタン』の製法は二つあります。

角を輪切りしてからくり抜き、表面を加工する方法で『タツ型』と呼ばれます。

断面に現れるマーブル模様が特徴的です。

中空洞の角(根本付近は空洞になっています。)を切り開いて板状にし、それをくり抜く方法で『板もの』と呼ばれます。

表面に刷毛でなぞったような筋模様が入るのが特徴です。

一般的に『水牛ボタン』は色によって値段が異なります。

黒いものは比較的リーズナブルで、色の薄いものほど希少価値があるため値段が高くなります。

(わんわんテーラーでは同一価格にてご案内させていただいております☺)

水牛ボタンはケラチンと言われるタンパク質から出来ていますので熱に弱いです。

また水で洗ってしまうと表面の油が抜けて、艶がなくなってしまいます

アイロンのプレスなどで質感に変化がある場合がありますがそれが良いところでもあります。

クリーニングに出される際には、ボタンの素材もお伝えになり、アルミホイルで保護する等の適切な処理を受けられると長くご愛用いただけます。