犬服のオーダーメイド専門店《わんわんテーラー》です。

皆さんは苦手なものはありますか?
筆者が苦手なのはニンジン、パクチーです。
何度もチャレンジしましたがあの香りが得意ではありません。。。
さて、ワンちゃんで苦手なもののひとつとして側溝のグレーチングがあると思います。
目の前で立ちすくんでしまう子、行こうかどうしようか迷いに迷う子、勢いよく『えいやっ!』と飛び越える子。様々ですが普通の道を歩くようにパスすることは至難の業の様です。
今日はなぜワンちゃんがグレーチングを苦手とするのかについてお話ししてみたいと思います。
グレーチングに出会う一番最初。
それはお散歩が多いと思います。
見たことのないもので不安とワクワクな気持ちでいっぱい。
ワンちゃんの目線でみてみるとグレーチングはどのように見えているのでしょうか。
ワンちゃんの視力は0.2~0.3。
周囲はぼんやりぼやけて見えている程度です。
そしてワンちゃんの目にある網膜という色を認識する器官は青と黄色そしてその2色のグラデーションしか認識できません。
赤は暗いグレー、緑・黄色・オレンジは黄色っぽい色、紫・青は青っぽい色に見えていると言われています。
ワンちゃんの見ている世界は人間のもの程カラフルではありません。
一方、一般的なグレーチングはシルバー色で、グレー色のコンクリートで出来た溝に被せられています。
(深いところでは真っ黒な溝に被せられています。)
ワンちゃんの目の仕組みから考えて、ワンちゃんの目の前に突如現れたグレーチングは、それ事態が存在しないただの溝(穴)に見えている可能性があります。
ワンちゃんは本能的に危険なものと認識しているのです。
そこを、「おいで!」と言われても、
上述のように「どうしよう。。。」となっているのではないでしょうか。
繰り返し、グレーチングの上をパスする訓練をすれば通れるようにもなりますがワンちゃんの肉球はグレーチングの細い格子の上を歩くのには適していません。
グレーチングの隙間に足を取られれば怪我をしてしまうかもしれません。
無理せず「とまどうワンちゃん」につきあいましょう。