当たるかな

犬服のオーダーメイド専門店《わんわんテーラー》です。

皆さんも一度は聞いたことのあることわざ。

『犬も歩けば棒に当たる』

江戸時代に作られた一節で、江戸いろはかるたの第一句としても有名です。

改めて、意味や語源はご存じですか?

国語辞典に載っている意味はこちらです。

1 何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多いというたとえ。

2 出歩けば思わぬ幸運に出会うことのたとえ。

昔々、江戸時代でもワンちゃんはペットとして飼われていました。

江戸城では徳川綱吉が、吉原では遊女たちが『狆(ちん)』を座敷犬、抱き犬として可愛がっていました。

一方で庶民の間でもワンちゃんは飼われていました。

このころは外飼いでも鎖や綱で繋いでおく習慣はありませんでした。

そのため野犬が多かったと言われています。

(筆者が子供の頃も自由にしているワンちゃんは多かったです。)

そして犬将軍、徳川家綱が生類憐れみの令を出すまでは町民の間で犬を食べる習慣もあったようです。

エサを探していたのか、うろうろ~っと歩いていたら、町民に棒で殴られる(むしろ襲われる)こともあり、それが棒に当たると表現されたようです。

ワンちゃんにとってなんて災難なのでしょう。

今の時代では動物愛護の観点からも考えられませんね。

そしてもう一つの意味はラッキーな意味で、とにかく行動してみると案外良いことが起こることを示しています。

こちらは先述の意味で言葉が生まれてから後付けで言われていると考えられています。

何か新しいことを始める時にはとにかく行動してみなくては何も始まりません。

結果は犬も歩けば棒に当たる。

失敗するかもしれないし、思わぬ成功につながるかもしれません。

それでも進まないと何も起こりません。

わんわんテーラーも毎日こつこつとチャレンジし続けています。