犬服のオーダーメイド専門店《わんわんテーラー》です。

ワンちゃんと過ごしていて、「あ!意思疎通ができた!」と思うことありますよね。
「お手」や「お座り」、「待て」はもちろん、「散歩」や「お風呂」などもっと複雑な言葉を理解しているようにも思います。
これまでワンちゃんは犬種による差はあれど、200程度の言葉を理解していると言われてきました。
ボーダーコリーに隣の部屋から指示したものを取ってくる実験をしたところ、300~400の言葉を理解している場合があったという研究成果もあります。
人間の子供は2歳で200単語を理解し3歳で800単語、「あれ取ってきて。」というと指示に従えるようになります。
これを踏まえると、犬種にもよりますがワンちゃんは2歳半~3歳程度の知能があると言われています。
人間は言葉を聞いて理解するために、先ず脳の原始的な部位である皮質下の聴覚野が音調や音の抑揚に反応します。
その後、新しい大脳皮質の聴覚野が分析して、言葉の意味をとらえています。
同じようにワンちゃんも言葉の抑揚を聞き分け、言葉の意味をとらえようと脳が反応していることが2020年頃以降の研究で明らかになりました。
ワンちゃんは個体差はありますが、エンパシー能力を持っていると言われています。
エンパシー能力とは相手が何を考えているのか想像し考える能力のことです。
相手と同じ痛みを感じ、寄り添うことができます。
飼い主さんがストレスを感じている時には、ワンちゃんもストレスを感じることがわかっています。
私たち人間は言い争いや殺伐とした雰囲気の時には、怒りをともなった暗い気持ちになりますし、楽しい時には気持ちも明るくなります。
周囲で同じような状況を見聞きしても、感情が変化することはよくあると思います。
ワンちゃんもそばで会話を聞いていて感情に同調しているのかもしれません。
会話中の飼い主さんの声のトーンに影響されているのかもしれません。
人間同士で、相手は自分を映す鏡とはよく言いますが、ワンちゃんの場合は一方通行になりますので注意が必要そうですね。
皆さんとワンちゃんが共に穏やかに過ごせるよう、優しい気持ちで接してあげてください。