犬服のオーダーメイド専門店《わんわんテーラー》です。

突然に何なの?って感じかもしれませんが、「犬」ってなんで「犬」っていうかご存じですか?
こんな風に時々、普段何気なく使っている言葉に?が浮かんでしまう筆者です。
今日は「犬」の語源についてお話します。
文字としての「犬」は象形文字で、耳を立て長い尾を曲げた犬の形をかたどったものが変化してできています。
3300年以上前の中国でできたと考えられています。
では、ワンちゃんが「犬」と呼ばれるようになったのにはなぜでしょうか。
これにはいくつかの説があるようです。
①犬のことを昔の人は「ゑぬころ」「ゑぬ」と呼んでいました。
「ゑ」は「うぇ」と発音しますので、「うぇぬ」。
平安時代の書物では、犬の鳴き声は「ゑぬゑぬ(うぇぬうぇぬ)」だったとの表記がありますので鳴き声から生じたものと考えられます。
「ゑぬ」が「いぬ」と変化し、現在の「犬(いぬ)」となったというのが最有力説です。
②飼われていた犬は離れた場所からもきちんと帰ってくることから「往ぬる(いぬる)」が転じ「いぬ」となったという説。
③飼われていた犬は人間の住む家の近くで寝ており、「いへぬ(家寝)」、「いぬ(寝ぬ)」が転じ「いぬ」となったという説。
④いつも人間のそばに居たので「居ぬる」が転じ「いぬ」となったという説。
⑤何かに対して唸っていた「唸り」を古語で「いなる」といいます。これが転じ「いぬ」となったという説。
他にもありますが、上に挙げたものでも、どれもなるほどと思いますよね。
犬と人間は氷河期末期、今から1万1000年前にはすでにパートナーとして暮らしていましたので、なかなか語源を特定するのは難しいようです。
ところで、全く話は変わりますが、ホットドッグはなぜ「ドッグ」なのでしょうか。
ホットドッグの起源は、アメリカに渡ったドイツ移民がドイツ発祥のフランクフルターと呼ばれる細長いソーセージをアツアツに温めて売ったことに始まります。
なんせアツアツですのでそのままだと手で持てません。
ロールパンにはさんでみたところこれが大ヒット。
現在の形になったと言われています。
人気のメニューになったパンにはさんだフランクフルターは、その色と形から
「ダックスフントソーセージ」としてアメリカの球場で売られていました。
これを見て閃いたスポーツ漫画家の「タッド・ドーガン」がダックスフントがパンに挟まっている漫画を描きました。
その際にダックスフントのスペルがわからず「HOT DOG」と表記したのですが、それが新聞に掲載されて広く世の中に広まったのだと言われています。
本当に犬のダックスフントがネーミングに絡んでいたのは面白いですよね。
最近、ホットドックと書かれたパン型のクッション(レタスのひらひらもついている)にワンちゃんが挟み込まれている写真や動画を見て癒されています。
ネット上にもたくさん落ちていますので皆さんも探してみてください。