犬服のオーダーメイド専門店《わんわんテーラー》です。

先日、いつも行くガソリンスタンドにいるワンコ(柴犬)がこっちを見てにっこり笑いました。
ガソリンを入れてもらっている間だけのスキンシップなのですが、来たよ~って近づくとこちらに来て目の前に座ってくれます。
触っても怒らないし、ワンともスンとも言わず、ただじっとそこに居るものすごく性格が穏やかな子なんです。
筆者はそこのガソリンスタンドではガソリンだけでなく、癒しも満タンにして帰っています。
さて、ワンちゃんがにっこり笑う写真はインターネットに溢れていますね。
あれってどういう心理で笑っているのでしょうか。
そのことについて今日は書いてみましょう。
ワンちゃんがにっこり笑うのは以前にもお話しした「カーミングシグナル」の一種です。
※カーミングシグナル:動物が体を使って感情を表現する(ボディーランゲージ)のことです。
人間のようにケラケラ笑うわけでなく、口角を後ろに引いている表情が人間から見て笑っているように見えているものです。
①楽しい、うれしい時に口角を引くことで感情を表現しています。
②穏やかな気持ちの時に表情の筋肉が緩み、笑顔に見えることがあります。
③人間が笑った顔を見て真似していることがあります。
一度笑ったような表情をしたときに、飼い主さんが褒めてくれたことを学習し、頻回に同じ表情をするようになることがあります。
④敵わないと思った相手には、服従の意味として口角を引きます。
相手に対して敵意がないことを表すためです。
ワンちゃんが相手に対して敵意があるときにする表情は、鼻先にしわを寄せ歯を見せますので、口角を引くことで「威嚇してません。」という表現でもあります。
笑顔を見せやすい犬種としては、サモエドや柴犬、ゴールデンレトリバー、ポメラニアンなどがいます。
もちろん笑わない子もいますが、その子たちでも笑顔に相当する感情表現は全身を使って表してくれます。
しっぽをご機嫌に振っていたり、目を穏やかに細めていたり、リラックスして口元を開けていたり、ヒコーキ耳をしているなど。
ワンちゃんの気持ちの表現は人間と同じでそれぞれ個体差があると思います。
そばにいるワンちゃんのこと、きっと理解できると思いますので、よく観察してあげてください。