夢がもりもり

犬服のオーダーメイド専門店《わんわんテーラー》です。

皆さんは、自分の寝言で目が覚めたことはありますか?

意外にはっきりとした声でしゃべってたりしますよね。

今日はワンちゃんの夢についてお話ししましょう。

ワンちゃんが眠っているのを観察していると、時々寝言を言っていることがありますね。

人間も同じように寝言を言ったり、体が動いたりしますよね。

筆者は寝入りばなに、落っこちる夢を見て体がビクッてなることも時々あります。

人間の睡眠には大きく分けて眠りが浅いレム睡眠と眠りが深いノンレム睡眠があり、この2つの睡眠サイクル(90~120分単位)を一晩のうちに何回も繰り返しています。

レム睡眠では脳は起きていてその日に起こったことや得た情報を記憶として整理しています。

体は力が入らず動きません。

ノンレム睡眠では脳は休息していますが体は動きます。

夢はレム睡眠でもノンレム睡眠でも見ていますが、目覚めて覚えているのはレム睡眠の時に見た夢です。

夢を見ている状態の時にMRIを使って脳が活発に働いている分野を計測することで夢の中身までも読み取ることができるようになったことが科学誌に発表されています。

このように人間の睡眠や夢については随分と研究が進んでいるようです。

一方でワンちゃんに関しても、レム睡眠とノンレム睡眠があるという研究結果はあります。

その睡眠サイクルは約20分と人間よりもずっと短いと言われています。

このことから夢を見ている可能性はありますが、科学的に証明するまでは研究が進んでいません。

なぜなら、麻酔を使わないとワンちゃんのMRIは計測できません。また、麻酔をすると通常の眠っている状態とは異なることになります。

しかし、実際にそばで見ると、「こりゃ夢見てるな。」と思うことも多々ありますよね。

クンクン鼻を鳴らしているときには甘えてる夢を見ているような気がしますし、脚を掻くしぐさをしているときは走る夢を見ているように思えます。

ほのぼのしてそのままそっと見守ってあげてほしいものですが、以下の場合には注意が必要です。

寝ているときに痙攣する(じたばたしている動きが激しい)。

体をつっぱる。

白目をむいている。

泡を吹いている。

口をもごもごしている。

よだれが大量にでる。

上述した状態はてんかん発作の可能性があります。

ワンちゃんを含む「動物」は脳から発信される電気信号によって動いています。

てんかんとは、脳に異常な興奮が起こることで電気信号が乱れ、けいれんや意識障害などの発作が起きてしまう脳の病気のことです。

脳炎、脳梗塞、脳腫瘍、脳への外傷などが原因となる事もありますが、全く脳に異常がない場合にも発作が起こることがあります。

一般的にはすぐに落ち着くことが多いですが、発作かな?と思った時には動画を撮影し、獣医さんに相談されるのが良いと思います。