犬服のオーダーメイド専門店《わんわんテーラー》です。

筆者もダイエットをしておりますが、なかなか結果が出ず、つらい毎日でございます。
(食べて飲むから。というのは重々わかっております。)
今日は、現代病の「肥満」についてのお話です。
ペットとして飼われているワンちゃんの40%以上が肥満であるとのデータがあります。
ワンちゃんの肥満とは、適正体重(犬種、体格等により個体差があります)の15%を超えた状態をいいます。
ワンちゃんが成犬になって1年以内に測った体重を適正体重と置くことが一般的のようです。
人間でも肥満になると体に様々な不調が出てきますが、ワンちゃんでもそれは同じです。
*背骨や関節への負担
*高血圧
*呼吸器への影響(気管虚脱など)
*糖尿病
*手術時の麻酔リスクが上がる
etc…
肥満になる原因は、摂取カロリーが消費カロリーを上回っている。それだけです。
筆者も耳が痛いです。
そうなんです。運動不足で食べ過ぎ飲み過ぎなんです。
それはおいといて、、、
ワンちゃんにとってなぜそのようなことが起こるかというと
*ごはんやおやつを与えすぎている。
飼い主さんがワンちゃんが食べるからという理由で必要量以上のごはんを与えている可能性があります。
またおやつのカロリーを考慮していないこともよくあります。
*食がコミュニケーション手段となっている。
ワンちゃんに食べ物を与えると喜んで食べます。
食べることを飼い主さんは喜んで褒めます。
ワンちゃんは食べると褒められると理解し、さらに食べます。
これがエスカレートすると与えすぎ、食べすぎの悪循環ができてしまいます。
*与えるごはんが高カロリーである。
肥満気味のワンちゃんは高カロリーなものを好む傾向があるそうです。
人間にとっても高カロリーなものというのは美味しいですよね。
ワンちゃんにとっても過量の糖分や脂肪分は美味しいのでたくさん食べてくれますが肥満の元です。
*多頭飼いである。
多頭飼いでご飯を与えると他のワンちゃんに獲られたくないという心理から、競い合ってごはんを食べます。
この状況下では普段より多くの量を食べることがわかっています。
食べる分だけ与えていると肥満の原因となります。
*避妊(去勢)手術をしている。
避妊(去勢)手術をすると、パートナーを求めての行動が減るため消費カロリーが減ります。
また、理由ははっきりとはしていませんが食べる量が増える傾向があるそうです。
動物病院に行って「ちょっと瘦せさせた方がいいですね。」と言われる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
ワンちゃんのダイエットの成功は飼い主さんとその家族に掛かっています!
①ワンちゃんをダイエットさせるという目標をみんなで共有しましょう。
可愛いおねだりにノックアウトされないようにみんなの意志統一が必須です。
ひとりでも誘惑に負けると全てが水の泡となってしまいます。
全てはワンちゃんの健康のため。
ごはんやおやつで応えるのではない方法でコミュニケーションを取りましょう。
②適度な運動をさせましょう。
涼しい時間帯にお散歩しましょう。
人間がダイエットでウォーキングをするのと同じです。
通常のお散歩でも小型犬は10分、中型犬は30分、大型犬は60分が最低限必要だといわれていますのでそれ以上にゆっくりとお散歩するとよいでしょう。
緩い坂道で少し負荷をかけるのもおススメです。
今の時期であれば、プールで泳がせるのもよいカロリー消費になります。
③ごはんやおやつを見直しましょう。
一日の適正なご飯+おやつの量をきちんと把握しましょう。
一回の量を減らし、回数を増やして与えることもダイエットには効果的です。
また、ダイエット用のフードもあります。
市販されているものもありますし、療法食として獣医さんが出してくれるものもあります。
かかりつけの獣医さんに相談してみるのも一案です。
大切なワンちゃんの健康は飼い主さんが守ってあげなくてはいけません。
健やかに過ごせるよう気を付けてあげてくださいね。