犬服のオーダーメイド専門店《わんわんテーラー》です。

お盆の頃から梨が店頭に並ぶようになってきました。
梨は水分たっぷりで歯触りもよく、甘くて美味しいですよね。
筆者も大好きですし、うちのわんこもよく食べます。
梨はほとんどが水分でできており、ワンちゃんにも安心して与えられるフルーツの一つです。
甘みも強く、好んで食べるワンちゃんも多いのではないでしょうか。
夏バテで体が疲れてきたころに出回る梨。
リンゴ酸やクエン酸、アスパラギン酸などの疲労回復に役立つ成分を含んでいるため体力回復に効果があります。また、炎症を鎮める効果もあります。
カリウムも多く含むため体の中の塩分を体外に排出してくれるという働きをもっています。
カリウムを摂取すると体外に不純物や毒素を排出してくれるため、腎臓病の予防にも効果が期待できるといわれています。
私たちでも梨を食べると、トイレが近くなるのはこのカリウムの作用です。
※ただし、腎機能に問題があるワンちゃんの場合、過多のカリウムは体に負担がかかるため与える量に注意が必要です。
また、梨には「石細胞」と呼ばれるシャリシャリした食感のもとが含まれています。
石細胞は消化が難しいため、体内では食物繊維と同じような働きをします。
便を柔らかくする働きのあるソルビートルと不溶性食物繊維とともに腸を刺激し、便通をよくします。
このことから適量を与えることで便秘気味のワンちゃんには便秘解消が期待ができます。
※多く与えすぎると下痢を引き起こす可能性もあります。
プロテアーゼ(消化酵素)が含まれているため、ドッグフード等と一緒に与えると消化を助け、栄養を効率よく吸収します。
与え方としては、皮と芯、種を取り除き、細かく切ってから与えてあげてください。
ワンちゃんの中には丸呑みしてしまう子もいますので、大きいままだと喉に詰まらせたり、胃腸の中で消化不良を起こしたりする可能性があります。
種にはアミグダリンというワンちゃんには有毒な物質が含まれていますので口に入らないよう注意が必要です。
量としては、体重5㎏の子で梨の12分の1カケ程度が適量です。
与えすぎるとドックフードを食べなくなることもありますので、1日の食事量の約10%程度までとするのがおススメです。
是非ワンちゃんと旬の果物を楽しんでくださいね。