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ワンちゃんのイタズラに頭を悩まされている方も多いのではないでしょうか。

ワンちゃんを叱るのにはタイミングが大事だと言われますが、その理由はなぜかご存じですか?

よく、忘れっぽいからと言われることもありますが実はそうではないのです。

ワンちゃんは飼い主さんを覚えていたり、ご飯や散歩の時間も覚えていますね。

お手やお座りをはじめとして複雑なコマンドを覚えるワンちゃんもいます。

また、病院での注射や苦手な散歩道など一度嫌な思いをした場所には行きたがりません。

このようにワンちゃんには、私達人間と同じような記憶能力があります。

ではなぜ、ワンちゃんが悪いことをした時には直ぐに叱らないといけないのでしょうか。

ワンちゃんはイタズラをして直ぐ(直前の行動に結び付いて叱られた場合)には、叱られた原因を理解できます。

しかし、叱られる行動から時間が経ってしまうと、そのタイムラグの間に様々な行動をとっているので原因の特定ができません。

同じ言語を使う人間同士だと、言葉がありますので原因の説明ができるのでお互い理解し合えますが、ワンちゃんと人間には共通の言語がありません。

このため、現行犯で叱らないと伝わらないのです。

私達も全く言葉が通じない相手に、ずっと前のことを怒られても理解できず??となってしまいますよね。

ワンちゃんが理解しやすい叱り方にもコツがあります。

イタズラやダメなことをした瞬間に低い大きな声で、統一した短い言葉で叱りましょう。

(ダメ!など)

この時名前は呼ばないようにします。

名前が叱られる言葉になってしまいます。

長時間叱り続けるのは逆効果です。

プレッシャーを感じすぎることで体調不良になる場合もありますので、

ワンちゃんが怯えない程度で叱りましょう。

再度悪いことをする場合にも、同じように瞬間に叱ることを繰り返すと早くいけないことだと理解します。

また、イタズラは飼い主さんに構ってほしいアピールです。

この場合には徹底的に無視をするのも効果的です。

一時的にひどくなる場合もありますが、繰り返すことでダメなことと理解します。

無視は30分程度、そのあとに簡単なコマンドを指示し、できたらいつもより余計にほめてあげるとよいでしょう。

オモチャで遊んであげるのもワンちゃんは嬉しいですね。

恐怖や痛みを与えるような叱り方ではワンちゃんと飼い主さんの関係も破綻してしまいかねません。

叩いたり、感情に任せて怒る、無理やりひっくり返すなどではワンちゃんは理解できません。

飼い主さんとお互い気持ちよく生活するためにも、また、家の外に連れ出したときに他人に迷惑をかけないためにも適切なしつけを行いましょう。