犬服のオーダーメイド専門店《わんわんテーラー》です。

筆者がまだ勤め人だった頃、ウサギを飼っていました。
ホーランドロップイヤーという種類のウサギで耳が垂れている子です。
とても懐いていて、ケージから出すといつも後ろをちょこちょこついてきて、とても可愛い仕草で癒してくれました。
ウサギの寿命は8年程度と言われていますが、10年以上筆者のそばにいてくれ、長生きをしました。
ウサギをお迎えしようとすると、ペットショップやウサギ専門店、ブリーダーさんからの直接購入など入手は比較的簡単にできます。
ミニウサギとして売られているミックスのウサギであれば数千円で購入することもできます。
鳴かないし(実際はプヒプヒ鼻で鳴きますが。)、ケージ飼いが基本のためマンションなどの限られたスペースで飼うことができます。
しかし、ウサギは飼うのが難しいと筆者は感じています。
ウサギは些細な環境の変化で体調を崩すことも多く、更に我慢をする動物なので体調の変化がわかりにくく、気づくのが難しいです。
しかも体調を崩してから治療するまでの時間は悠長に構えられないのです。
例えば、2~3日食事をとれないと最悪死んでしまうのです。
普段から食事の量や、うんちの形、量などを観察し、口の中(歯が伸びすぎていないか)もこまめにチェックしていました。
季節の変わり目など時々体調を崩したので、病院に連れていくことも多かったです。
ここは意見が様々あるかとは思いますが、筆者はよほど重要な仕事が入っていない限り、有給休暇を使って病院に連れていっていました。
ありがたいことに職場は私事という理由での有給取得がしやすい環境だったのもあります。
それでも、ペットを病院に連れていくためということは内緒でした。
今の日本で、ペットが調子を崩したときに病院に連れていくために休暇をとるのを快く了承してくれる職場はまだまだ少ないのではないでしょうか。
昔と比べて価値観は代わり、ペットも家族の一員と考える方も増えてきました。
総務省による平成30年の発表によると、15歳未満の子供の数よりも、ワンちゃん猫ちゃんの飼育頭数の方が上回ったとされています。
仕事を休んで子供や親を病院に連れていくのは一般的には認められますが、立場が変われば、子供や親を病院に連れていくことすら快く思わない方がいるのも事実です。
日本でもペットの関連企業を中心にペット休暇などの制度を取り入れている企業が複数社ありますが、それはほんの一部で一般企業では無いに等しいです。
でも、ペットの命を預かる飼い主という立場では適切なタイミングで適切な治療を受けさせるのも大切なことだと思います。
多種多様な生き方が認められつつある世の中ですが、ペットに関しても様々な考え方があることをもう少し認め合えるといいなと思います。